中川区の介護保険関連事業者連絡会2月定例会に出席した際に
「看取りだけではない、始めてみようACP」についての意見交換等をおこないました。
ACPとは将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、患者さんを主体に、
そのご家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことです。
患者さんの人生観や価値観、希望に沿った、将来の医療及びケアを具体化することを目標にして行います。
定例会で、「もしバナカード」を初めて体験しました。36枚のカードには、重病のときや死の間際に「大事なこと」として人がよく口にする言葉が書いてあります。
遊び方のルールはいろいろあるようですが今回は、自分自身が大切にしていることに優先順位を付け、最後3枚に絞り、なぜそのカードを残したのかをグループで共有し合います。
ご興味のある方は一般社団法人「iACP(アイ・エーシーピー)」が開発したカードゲーム(「iACP」についてはhttps://www.i-acp.org/)を参照してください。
また 同席した他の看護事業所の方から以下の冊子を紹介していただきました。
「わたしの想いをつなぐノート」
自分らしい終末期(人生の最終段階)を迎えるために、元気なときから人生の最期の時間をどこで過ごし、どのような医療を受けたいか意識して考えるきっかけとして欲しいとの想いで作られたノートです。
日本人は、自分の決定も家族など周りとの関係性を勘案しながら決めることが多く、なかなか口に出すことが控える国民性と言われています。
そのため トマトでも自分の意志を記しておくノートがツールとして、自分自身・ご家族や大切な人と想いを共有してもらえたらと思いスタッフにも配布させていただきました。
シェアハウストマトでも ご入居様・ご家族様に、入居する時・年に1回、思いが変わった時などに もしもに備えて、今のお気持ちをお聞きしていますが 繰り返し話し合うことの重要性を改めて大切だと思いました。
「わたしの想いをつなぐノート」
どなたでもダウンロードできます。名古屋掖済会病院HPより